L京都篇・其の貳(八幡市・旧橋本遊廓&旧伏見港界隈)

二千年の夏に撮った写真だが、橋本旧遊廓を中心とした一篇をアップしたい。京阪電鉄本線橋本駅前に、かつて京と大坂を結ぶ街道筋に栄えた橋本遊廓がひっそりと残っている。京阪の線路と淀川に挟まれたごくごく狭く細長いエリアなので、陸路だけではなく淀川を上下する三十石船の港としても賑わったのであろう。今では静まり返っており、半ば廃墟と化した旧遊廓が朽ちゆく姿を晒している。散策すると情趣に尽きない味わいがある。

 

左:最早崩壊寸前、無人の廃墟と化している遊廓。それほど凝った造りではないが、一階の格子窓が遊廓時代を偲ばせる。
右:比較的手入れ良く保たれている、今では民家と化した旧遊廓。二階窓周りなど、細部の造りも凝っている。

上:今では通る人もまばらな旧街道だが、歴史的な街並みが良く保たれている。両側の建物は殆ど旧遊廓である。

 

左:勝手口にまで、凝った造りの屋根が架けられている。一般の民家ではまず見られない造作である。
右:街道の一本裏手はすぐに淀川の堤防となっている。堤防側から見た旧遊廓街の裏手の光景。