左:大阪の御堂筋線とともに、戦前から走っている古い古い地下鉄である帝都高速度交通営団銀座線の上野駅。今でもかなり古めかしい雰囲気が残っている。銀座線を終点の渋谷まで乗って、京王電鉄井の頭線の急行に乗り換え、吉祥寺のタツヤ邸まで帰ったら、もう十二時近かった。
左:翌朝、タツヤ少年と井の頭公園を散策。池の杭に亀が沢山いた。
左:井の頭公園の池に架けられた橋だが、これ以上の無駄があろうか? もともとが緩やかなスロープなのに、予算使い切りのためであろうか、車椅子用のスロープが設けられている。全く何の意味もない造形、超芸術の域に達している。
右:学校に行くタツヤ少年と別れ、一人で日本橋界隈を散策。神戸の財閥川崎男爵家の東京における拠点として建てられた旧川崎貯蓄銀行東京支店。矢部又吉設計で竣工は1927年だった。日本信託銀行→三菱信託銀行と変遷し、今では玄関部とジャイアントオーダー(列柱)を残して建替えられてしまった。
左:三菱信託銀行の玄関部分。外壁保存というより、これはもはや部材活用によるイメージ保存といった感じである。
右:日本橋の高島屋東京支店。難波の大阪本店と違い内装もよく残っており、伯爵的には東京のデパートの中では一番好きなところである。竣工は1933年、設計は前田健二郎、高橋貞太郎。