Gourmet et boutique d'Osaka W

La Pavoni(ラ・パボーニ)・・・・・・大阪市北区堂島一丁目3-19前川ビル1F(堂島アバンサ東)
この店に初めて行ったのは1999年の秋だったか、旧友より河内厚郎教授を紹介されたときであった。という訳で、この店の解説は河内先生の文を引用させて頂く。「堂島アバンザの東側に、階段を何段か上がって入る、山小屋風のラウンジがある。五年前の開店なのに、昔からあったような気がする。 壁には古い絵が架かっているし、キッチンの扉も年季の入った色合いだ。   阪急沿線・夙川にあった頃。店内は壁画でおおわれて、放浪の画家山下清が居候したり、「文学座」の俳優たちが大阪公演の折に宿泊したり、大学紛争たけなわの頃は屋根裏が学生たちの避難場所にもなったりした。  戦時中贅沢が禁止されたときも、サッカリンを使った飲み物を提供して行列ができたという。私が野坂昭如氏に初めて会ったのはここで、氏は少年時代から出入りしていたらしく、「火垂るの墓」に実名で登場する。夙川育ちの小松左京氏や、故遠藤周作氏が書くものにも出てくる。昭和9年に開店した、その店の主は、故・大石輝一画伯の未亡人、邦子さん。もう故人となったが、朝の連続ドラマのヒロインになりそうな女性であった。  店の建物も大石夫妻の手作り.というのが珍しく、暖炉の石は夙川の河原から拾ってきたという。 十数年前、私がレポーターと.なってNHKテレビで紹介したら反響があった。阪神大震災で倒壊して北新地へ引越してくる前に、店内の絵画や調度品が西宮市民の手で運び出されたのである。  夙川の前は高麗橋にあったというから、六十一年ぶりに大阪の都心に還ってきたわけだ。店の名は、カーサ・ラ・パボーニ。イタリア語で孔雀の家。」以上、河内先生が編集長を勤める「関西文學425号」より。ということで、お酒も飲めるしお茶だけでもいいし、実にいい感じのお店。文化とはこういうものかと思わせる雰囲気がある。ジュンク堂書店梅田本店で買った本を早速読んでみるには近所の「ムジカ」とともに最適の空間といえよう。
TEL 06−6345−7746




ミックスルーム・・・・・・大阪市北区堂山町16-19岩田会館1F
1999年のほんの一月の間だが、伯爵が店子をしていたこともある堂山のゲイバー。ゲイバーというよりクイアバーといった方がよく、全国的に有名なお店である。漫画家としても著名な大黒堂ミロママのオーラに引寄せられるように、日本中からありとあらゆるクイア=変態が集まってくる、クイア界では知らぬもののないお店なのだ。


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